くま川鉄道、11月にも部分運行再開 熊本県知事「うれしく思う」 熊本豪雨で被災

2021年4月13日

熊本県の蒲島郁夫知事は3月25日に開かれた定例会見で、くま川鉄道について記者の質問に答えた。

被害が少なかった肥後西村(錦町)-湯前(湯前町)間について、11月ごろの部分運行を目指す方針を「くま川鉄道再生協議会」の第2回総会で明らかにした。 同協議会は、くま川鉄道の復旧へ向けた財政支援策などを協議するため、2020年12月にくま川鉄道、熊本県、沿線10市町村が設立したもの。

蒲島知事は、大規模な災害に見舞われたにも拘らず早期に決められたとして「うれしく思う」と述べたという。

国の支援制度を活用して地元負担分を県と地元10市町村が折半する方針を決定。赤字の鉄道会社などを対象に、国が復旧費の97・5%を実質負担。この日決めたのは残る2・5%の部分で、市町村ごとの負担割合は今後検討するとしている。